12/7 〜エペルネだからこそ〜 |
今回のORGANISATEUR |
ル・ギド・アシュト・ヴァン片手に自分でアポ取り(生産者はクルトワ兄弟の紹介)。
今回のチーム・デギュスタシオン |
私一人。
今回のスケジュール |
12/7
昼過ぎにエペルネ着(午前中の大手メゾン訪問をリタイア)
カフェで時間を潰す
14:00 Andre BEAUFORT訪問
帰パリ
交通費を考えると、全く経済的でない生産者巡り、、、、。しかし、アンドレ・ボーフォールは良かった!!!
やな天気 |
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「畑を見たい」という私のリクエストに付き合っていただいた、シャンパーニュのビオの先駆者、ジャック・ボーフォールさん。すみませんでした。寒かったでしょう? |
噂に聞きし、12月のパリ。暗い、寒い。覚悟はしていてもホントに暗い、寒いなので気が滅入る。たまに奇跡のように晴れる日があっても、普段の空は文字通り1日中「Gris(灰色)」。9時前に何となく明るくなってきて、5時前には何となくもう暗い。加えて私のステュディオ前の通りは狭く、通りの向こうの建物は高く、私の住んでいる階は低い。よって日中も全く日が入らない。窓のシャッターを上げる機会も無いまま1日が過ぎていく。南仏の田舎にでも行けば事情は変わるのだろうが、ブルゴーニュあたりでも空は一緒。晴れていない限り低く、暗い(閉塞感が無い分少しはマシな気もするが)。フランスより緯度の高い国の人達の国民性が暗くなったり、タガが外れたように倒錯的な室内遊びに耽ったり、夏に信じられないほど開放的になってしまう傾向があるのも頷ける。
とにかくこの天気は出不精の私をより出不精にするのには十分すぎるほど憂鬱なものだ。しかし冬の畑の厳しさ垣間見ずして、真面目に畑で働く生産者の苦労や喜びを語るのも失礼だろう。というわけで、重い腰を上げてまたもやご近所さんであるエペルネへ。近いって、単純に嬉しい。
だが結果体調も悪かったのか、畑では鼻水がするすると落ちてきて、カーヴでは震えが止まらず、帰宅すると悪寒で寝込み、都会っ子の軟弱さを体で思い知ることに、、、。でも来週は今年最後の生産者巡り、ロワールが待っている。畑がそこにある限り赴いてしまうのはワイン好きの哀しい性か?