LE PETIT BAR A VIN(小さなワインバー)

パリの日本語ワイン情報誌

 

 

 ワイン好きが通うお店に、レストランに、その情報誌はOVNIやニュースダイジェスト(フランスの日本人向け情報誌)に混じっていつもひっそりと置かれている。次回もらって帰ろう、と思って3日後くらいに同じ店に行くと、すっかり無くなっていることもある。どうやら発行を秘かに楽しみにしている人達がいるようだ。

その情報誌とは「LE PETIT BAR A VIN(小さなワインバー)」。パリで(おそらくフランスで)唯一定期刊行されている、日本語ワイン情報誌だ。

読んでみると「フランスにいるならでは」の情報満載。視点がすれていないところも良い。そして何よりも生産者への愛情が行間に見え、訪問に対して相手が時間を割いてくれたことに対して、「書くことでお礼をするのだ」という、シンプルな姿勢が貫かれている。

このコーナーでは、進化する「LE PETIT BAR A VIN」を紹介します。

 

編集長のメッセージ


自己紹介
阿部 弘   1970年生まれ  東京都出身

私立の中学・高校で国語の教師をしていた私でしたが、ワインの勉強(特に生産者たちに直接会って話したり、畑を見たり・・・)がしたくて学校に辞表を出したのが2年ちょっと前。
ワイン好きがこうじて、フランスを目指すようになってから数年たって、やっと決心がついたのです。
以後、フランスで語学を勉強しながらの、産地めぐりが始まりました。
日本にいるときには、ワイン関係の仕事といえば、漠然と「ソムリエかなあ・・・」と思っていたのですが、こっちに来て、生産者に会ってみて「もっとこの人たちの声や情熱を伝えなくてはいけない」と思い、仲間と共にワインの情報誌を作ることに・・・
まあ、まだ自己満足の域を出てはいませんが、自分とワインとの新しい「関わり方」が発見できたように思います。とにかくできる限り続けていくことが、今のところの目標です。

ワインと私
私にとってのワイン・・・それはクリュ・ボジョレーから始まりました。
ある時、友人とポトフを作ろうということで、それに合わせるワインを探す担当になり、一路デパートのワイン売り場へ。
そこでは、なかなかおしゃれなおばさまが、ワインを選んでくれ、「ボトルの形で、ブルゴーニュとボルドーの区別がつくんです」ということから始まって、いろいろなことを教えてくれたんです。
その時に買ったワインがLouis Latourの「Moulin-a-vent  Les Michelons」。私が初めて「これがワインの味わいか・・・」と意識して飲んだ1本です。
「これは、もっとワインについて知らないといけないな・・・」と感じた私は、ワイン入門書などを買って読むようになり、またそのワイン売り場のおばさまのところに通うようになりました。
その後は、おわかりのように、ワインの世界に魅せられてしまったわけです。

情報誌について
昨年のクリスマスの日「LE PETIT BAR A VIN―小さなワインバー―」は生まれました。それまで産地をまわり、生産者の話を聞くだけだったのですが、その声をもっと多くの人に伝えたいという思いと、自分たちの足跡を残すことを兼ねて、数人の仲間で創刊したのが始まりです。

月1回、25日発行。
今のところ、パリで唯一の日本語によるワイン情報誌だと思います。

グランヴァンに限らず、これからも面白いワインを、また生産者を、紹介していくつもりです。
お楽しみに。

 

メールはpetitbar@hotmail.com まで。

 

 

次回更新時に以下の内容をご紹介していきます。お楽しみに!

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