試飲会情報 初の日本バージョン チェリー・ピュズラがやって来る!

 

 

 フランスでは1月より、パリや地方で早くも試飲会が目白押しである。地方で大きな規模のものといえば、「コート・ロティ」(ロティの生産者が一同に集まる、1月下旬)や、今年は一般の試飲が復活した「サンヴァンサン・トゥールナント」(ブルゴーニュ、1月の最終土日)などであるが、現在日本にいる私にとって参加が叶わなかったことが最も口惜しかったのが、幣HPでも過去に何度か紹介しているロワールのサロン「サロン・デ・ヴァン・ド・ロワール」(1月31日〜2月2日)である。

 だが現在ロワールで活躍中の新井順子さんより(この人の説明は今更要らないはず)、「あのチェリー・ピュズラが来日し、試飲会を開催する」との嬉しい知らせを頂いた。パリにいてもなかなかロワールの試飲会まで足を運べないのが現実である中、これはチャンスである!

 ところで私がチェリー・ピュズラの試飲会に思い入れタップリなのには理由がある(もっとも私は開催時には渡仏しており、参加できないのだが)。それは私が神戸のあるワインショップに勤務していた2001年にまで遡るが、当時は「ビオ・ワイン」という言葉や、特に「SO2使用が限りなくゼロに近い、もしくはゼロ」という概念は、「そんなこと、ホントにできるの?」という疑いにも近い(?)思いを私に抱かせ、しかし試飲したピュズラのワインには疑問を払拭する、一線を画した衝撃を受けたのである。渡仏は最初のピュズラ試飲から半年経った頃であったが、ともあれ私はフランスのショップや試飲会でピュズラを探しまくり、飲み、その官能的な味わいは私の中で確信に変わった。そう、ピュズラのワインは私が心の底から本当に「美味い!」と思った初めてのビオ・ワインだったのだ。そこで幣HPは輸入業者様たちの活動とは関係が全く無いものの、個人的にお薦めしたい試飲会としてその概要を、簡単にここで紹介したい(なお今回の試飲会は「社団法人 日本ソムリエ協会 西関東支部 分科会」として開催されるので、ソムリエ協会会員の方には、別途案内が届くと思います)。

 

開催日  平成17年3月16日(水曜日)

会 場  新高輪プリンスホテル  国際館パミール「末広」

東京都港区高輪3−13−1  TEL 03(3441)1111

時 間   15:00〜17:00(受付14:30〜)         

テーマ  自然派ワインとは 〜ビオロジックの栽培・醸造・テイスティング〜

講 師  チェリー・ピュズラ氏

コーディネーター (株)山仁酒店 常務取締役 大橋健一氏 「著書・自然派ワイン」        

定 員  140名(先着順・定員になり次第締切)

会 費  ソムリエ協会会員・賛助会員:2000円 / 一般:3000円   

申 込  下記の口座にお振込みの上、FAXにて2月28日(月)まで

振 込  三井住友銀行 大森支店 普通 7156567

問合先  (株)コスモ・ジュン (注) 東京都品川区南大井3−19−2−201 

担当:有馬・池谷 03(3298)5741

※ワインテイスティングがございますのでお車でのご来場はご遠慮下さい。
 

(株)コスモ・ジュン 宛  FAX → 03(3298)5742

申込者氏名:          (ソムリエ協会会員番号)       申込人数:      名   

申込者住所:                                        

TEL:          FAX:          勤務先名                  

同伴者氏名(会員・一般の別も記入して下さい)               会員・一般 

同伴者氏名           会員・一般 /               会員・一般 

※振込銀行名              銀行                    支店  

※振込日     月     日           ※振込金額          円   

通信欄                                           

(注)コスモ・ジュンは新井さんの会社名

 

チェリー・ピュズラ氏(2002年訪問時のものより)

 また今回は、あの合田泰子氏(この人の説明も今更要らないはず)率いるラシーヌとの共同試飲会も開催される予定であり、両試飲会の内容は異なるものになりそうだ(東京:17日、大阪:14日、神戸:15日。2/9日現在場所は未定)。

 

 先月にはニコラ・ポテル氏が来日し、そして先日社長交代について幣HPで紹介したエルワン・フェヴレイ氏も来日予定であり、他にも私の知る限り「ああ、日本でも会いたい」という生産者たちの来日予定は耳にする。彼らのワインは「その人となり」がワインにも昇華していると感じられ、それゆえ彼らとコミュニケーションが取りたいのに、残念ながら彼らの来日はワイン業界関係者内で完結してしまうことが多い。だからこそ市場を支える一般のワイン・ファンにも開かれた試飲会は、非常に貴重だと思うのだ。ちなみに16日は樽で熟成中の2004年もサンプルで試飲が予定されている(試飲キュヴェ名は当日のお楽しみ)。

最後に、新井さんからのプチ・メッセージを、、、。

 

― 当日(3/16)の18:00よりチェリー・ピュズラとの会食会を予定しております。場所等はまだ未定ですが、ご都合の宜しい方は絶対にご参加下さい。但しチェリーとの飲み会(?)は、体力勝負。万全なる体調を整えられて来て下さい!