フランス試飲会情報 

 

  10月の下旬から6月の初旬にかけて、パリを始めフランス各地でワインの試飲会が行われる。BIVB(ブルゴーニュワイン委員会)など、各生産地の委員会主催のものから、ネゴシアン、各団体等々主催者は様々だが、数の多さ、規模の大きさだけでは無く、その内容の高さにはさすがフランス!

 こちらの人にとっては当然なのだろうが、

出展者はもちろん、殆どの場合が生産者本人。

状態の良さ。

まだ瓶詰めされていない、最新ヴィンテージを試飲出来る機会が多い。

 一つのレジョン、時にマイナーなレジョン(マイナー大賞は「ジュラのロゼのみの比較試飲」で決まり!)のみで、数多くの生産者を比較試飲できる。

各試飲会のテーマがはっきりしている。

これらが魅力的でないはずがない!

 以下は私が2月の渡仏以降参加した試飲会だが、ここに載せていないもの、紹介されたが日程が合わず泣く泣く諦めたもの(ピークである3月などは、同日に「凄いの」がバッティングしてしまう)、そして勿論私が把握していないものを考えると、これらはきっと氷山の一角だ。毎年恒例で行われているものも多いので、次回の参考になればと思います。

 ちなみに私が真っ先に悟った(?)ことは、1日に余りにも多くの若いワインを試飲すると歯が痛くなるということと、自分の無知さということか(少々情けない)。  

 しかし街を歩いているだけであちこちに、ワインのみならず「サロン・ド・××」の広告を見つけるということは、フランス人は根っからのサロン好き?土台が半端じゃないぞ。


2006年
フランスの試飲会情報 2−3月



2005年
ワイン・ショップ系試飲会 〜レ・カプリス・ド・ランスタンの場合〜

初の日本バージョン チェリー・ピュズラがやって来る!



2004年

ワイン・ショップ の試飲会 〜LAVINIA〜

Salon des Vins de Loire(ロワール・ワイン・サロン)

VINISUD(ヴィニシュッド)

〜地中海沿岸のワイン&スピリッツ国際サロン

(Salon International des Vins et Spiritueux Mediterrraneens)

Les Grands Jours de BOURGOGNE(偉大なるブルゴーニュの日々)



2003年
Salon des Vins de Loire(ロワール・ワイン・サロン)

Decouvertes en Valle du Rhone(ローヌ発見)

Salon des Grands Vins(グラン・ヴァン・サロン)

Salon International de l‘agriculture(国際農業見本市)


2002年
Union des Grands Crus de Bordeaux(ボルドー・グラン・クリュ組合)

Salon des Vins des Vignerons Independants de Paris(独立系ヴィニョロン・サロン)

Les Vins Bio(ビオ・ワイン見本市)

RHONE en SEINE(ローヌ・オン・セーヌ)

Association des Sommeliers de Paris Ile de France(パリ・ソムリエ協会)
Amiの試飲会予定


Le Paris Whisky Festival(パリ・ウィスキー・フェスティヴァル)

Degustation des Produits du Teroire de la Valle d’Aoste a Paris
(ヴァッレ・ダオスタを味わおう)


Ami(一般の試飲会ではありません!)

la Valle d’Aoste a Paris(ヴァッレ・ダオスタ パリにて)

Cotes du Luberon(コート・デュ・リベロン)

Degustation les ROUSSILON(ルーション試飲会)

Le Chateau de France de 1990 a 2001(シャトー・ド・フランス 1990〜2001)

Rendez- Vous des Professionnels du Vin(プロの試飲会)

Un Jour en Provence(プロヴァンスの1日)

Salon des Vins des Vignerons Independants de Paris(独立系ヴィニョロン・サロン)

Les Toques des Dentelles(トック帽)

Le Printemps du Languedoc(ラングドックの春)

Printemps des Macon(マコンの春)

Les Domaine Familiaux Tradition(伝統的家族経営ドメーヌ)

Les Vignerons d’Exception & leur Appellation(類い希な生産者とそのアペラシオン)

Les Grands Jours de BOURGOGNE(偉大なるブルゴーニュの日々)

Les Grands Crus d’Alsace(アルザスのグランクリュ)

Salon des Grands Vins(グラン・ヴァン・サロン)


VINISUD(Salon International des Vins et Spiritueux Mediterrraneens)
           (ヴィニシュッド:地中海沿岸のワイン&スピリッツ国際サロン)


Salon des Vins de Loire(ロワール・ワイン・サロン)



2004年

 

ワイン・ショップの試飲会 〜LAVINIA〜

 パリに数多あるワイン・ショップ。正確な店舗数は把握していないが、「山手線の内側と同じ大きさ」と言われるパリに、東京以上の密度で存在していることは間違いないと思われる。しかしその多さゆえ、どこで何が行われているかは把握し辛い。
 そこで今回は当HPでも何度か紹介しているフランス最大のワイン・ショップ「LAVINIA(ラヴィーニャ)」の3月のイヴェントをご紹介。
 LAVINIAの試飲会は会員に限られているものも多いが、イヴェントの多さはフランス国内でもダントツ、場所も分かりやすい。また会員登録は誰にでも出来る。パリに行かれる機会がある人はまずは会員登録、次回からは渡仏前にショップにメールで確認して、日程が合えば滞在時に参加するのも興味深いのではないだろうか(なんたってフランスの空気が楽しめる!また日中は日本人スタッフ・アユミさんもスタンバイ)。

 ショップではほぼ毎日、何らかの「試飲宣伝販売」が行われているのも嬉しい。
 

LAVINIA

     場所:3−5,Boulevard de la Madleine 75001 Paris

最寄りのメトロ:GKMadleine

     電話:01−42−97−20−20

     E-mail:  laviniafrance@lavinia.fr

 

 

〜3月11日(木) 19時―20時半〜

「ニュージーランドとオーストラリア」

     Hardy、Cloudy Bay、Te Mata、Arenberg、Vavasour、Torbreckを試飲

     会員30ユーロ、非会員35ユーロ。24名限定。要予約。

 

〜3月17日(水) 21時―0時〜

「Saint Patrick」

     アイルランドのモルトより、ブッシュ・ミルズを徹底試飲。

     会員のみ。定員制限あり。要予約。

 

〜3/18日(木) 19時―20時半〜

「シャトー・ル・ピュイの垂直試飲」

 ボルドーのビオの草分け、シャトー・ル・ピュイを1944年まで遡り、計8種類を比較試飲。

     会員45ユーロ、非会員50ユーロ。24名限定。要予約。

 

〜3/19日(金) 20時半―22時半〜

「ボルドー 2001年」

     エギュイユ、アンジュリュス、カノン・ラ・ガフリエール、レ・フォール・ド・ラトゥール、ランシュ・バージュ、モンローズ、プティ・シュヴァル、プティ・ムートン、ポタンサック、ソシアンド・マレなど、計25種類のシャトーを比較試飲。

     会員は無料、非会員15ユーロ。定員制限あり。要予約。

 

3/20(土) 11時―20時

「樽のワインを買って帰ろう!」  超オススメ!

     現地直送の「樽に入ったワイン」を瓶詰めして、お持ち帰り。

     協賛ドメーヌは以下。

Dominique DERAIN(銘柄:ボージョレー)

Marcel LAPIERRE(銘柄:ボージョレー)

Stephane TISSOT(Arbois)

     各一樽、200本(750ml)まで。

     早い者勝ち。ビオ・ファン、行くべし!!!

Salon des Vins de Loire(ロワール・ワイン・サロン)

主催:Angers Parc Expo

Emailinfo@salondesvinsdeloire.com

Webwww.salondesvinsdeloire.com

場所:Angers Parc des Exposition(Angers)

日時:2/2(月)−4(水)

1987年に始まり今年で18回目。ロワール最大規模のプロ向けワイン展示試飲会。ロワールの67アペラシオンより、約570のワイン生産者がまだ瓶詰めされていない最新のヴィンテージと過去のヴィンテージを携えて一同に集まる。連日各種セミナーもある。

ポイント:新AOCの誕生や、ビオ動向。何かと動きの激しいロワールの「今」を知る、絶好の機会!


VINISUD(ヴィニシュッド)
〜地中海沿岸のワイン&スピリッツ国際サロン

(Salon International des Vins et Spiritueux Mediterrraneens)

主催:VINISUD

Emailinfo@vinisud.org

Webhttp://www.vinisud.org/

場所:国際展示場(モンペリエ:Montpellier)

日時:2/16(月)―18(水)

1994年に始まり今年で6回目。隔年開催。フランス南部、フランス以南の国々を一斉に扱うプロ向けの展示試飲会としては最大規模。約42000m2、10のホールに「南」が並ぶ様は圧巻だ。最新のヴィンテージと過去のヴィンテージを試飲でき、連日各種セミナーもある。1200を超える生産者は、以下の産地より。
フランス:ラングドック&ルーション、ローヌ全域、シュッド・ウェスト、コルス
フランス国外:スペイン、イタリア、ポルトガル、ブルガリア、キプロス、クロアチア、レバノン、マケドニア、マルテ共和国、チュニジア、トルコ等 

ポイント:とにかく数が多いので、目的を絞るしか無い。近年はBioコーナーも充実。この展示試飲会のあと、生産者訪問を行う人達も多いようだ。

 

Les Grands Jours de BOURGOGNE(偉大なるブルゴーニュの日々)

ASSOCIATION “LES GRANDS JOURS DE BOURGOGNE”(BIVB)主催

 Email:grands.jours.bourgogne@bivb.com

場所:Bougogneの各ヴィラージュに設けられた、試飲会場

日時:3/22(月)〜28(日)

1992年に始まり今年で7回目。隔年開催。1週間にわたりブルゴーニュの各ヴィラージュに設けられた会場で行われる試飲会はブルゴーニュ最大規模である。 プログラムはこちら

ポイント:この期間中はネゴアシアン主催の試飲会も数多く行われるが、こちらはより商売色が強いため、各ネゴシアンの選択眼が光る豪華な内容のテイスティングとなる。事前、もしくは各会場でこちらの試飲会の情報もぜひ手に入れたい。また翌週である3/29(月)・30(火)に開催される「Les Rendez−vous Beaujolais(ボージョレーのランデ・ヴー)」も注目だ。
 LES GRANDS JOURS DE BOURGOGNE、ネゴアシアン主催の試飲会ともプロ対象であるが、日本市場におけるブルゴーニュ・ワインの人気の根強さ反映してか前回はワイン・スクールの生徒さんらしき日本人の姿も、会場ではよく見かけられた。ワイン・スクールに問い合わせるのも手かもしれない(どのワイン・スクールかまでは把握していません。すみません)。


2003年

Salon des Vins de Loire(ロワール・ワイン・サロン)

 

Angers Parc Expo主催
Email: info@angers-parcexpo.com
Web: www.salondesvinsdeloire.com

場所:Parc des Expositions d’Angers(Angers)
日時:2/3(月)−5(水)
今年で17回目を迎える、
プロ向けのロワール・ワイン博。550のロワール・ワイン生産者が、まだ瓶詰めされていない最新のヴィンテージと過去のヴィンテージを携えて一同に集まる。



(2月中旬以降予告)

Decouvertes en Valle du Rhone(ローヌ発見)

 

Inter Rhone主催
Email: decouvertes@inter-rhone.com
Web: www.vins-rhone.com


場所:Parc des Expositions d’Angers(Angers)}
日時:3/8(土)−13(木)
日替わりで6日間、ローヌの各アペラシオンを試飲。出展者、プログラム、申し込み方法など詳細は上記公式サイトまで。


Salon des Grands Vins(グラン・ヴァン・サロン)

 

場所:Carrousel du Louvre(Paris1E)
日時:2/28(金)―3/2(日)
一般のワイン愛好者を対象にした、ワイン博(入場料10ユーロ)。フランス全土より約100の生産者が参加。

Salon International de l‘agriculture(国際農業見本市)

 

Web : www.salon-agriculture.com
          コンクール結果:www.concours-agricole.com

場所:PARIS EXPO (Paris 15E)
日時:2/22(土)―3/2(日)
ワインだけでなく、その名の通り全ての農作物が対象である見本市(入場料10ユーロ)。ワインに関しては若手最高テイスターを選ぶコンクールや、12000種類のワインを対象に112に及ぶコンクールが開催される。ワイン以外のアルコール(シードル、ラム、ビール)も出展される。


2002年
 

RHONE en SEINE(ローヌ・オン・セーヌ)

 

L‘association RHONE en SEINE主催
Email: contact@rhone-en-seine.com

場所:Four Seasons George V(Paris 8E)
日時:11/4(月)
ローヌワインのプロ向けテイスティング。最新のミレジム(つまり今年なら2000年、2001年中心)。驚くのが参加している43ドメーヌの顔ぶれだ!→生産者・試飲ワインリストはこちら
ポイント:試飲のテーマを絞ることは大前提だが、それ以外にも
@
生産者とのアポ取りを含めたコミュニケーションの場
A
パリワイン業界(ショップ、ソムリエ協会)とのコミュニケーションの場
としても良い。ドメーヌの顔ぶれが凄ければ、来ている人達も凄くなるものだ。



Les Vins Bio(ビオ・ワイン見本市)


Federation Nationale Interprofessionnelle des Vins l‘Agriculture Biologique(FINIVAB)主催
Email: mcm.bio@wanadoo.fr
Web: www.vins-bio.org

場所:Espace Champerret (Paris 17E)
日時:11/23(土)〜25(月)(25日はプロ対象)
有機栽培ワインの初の見本市。フランス全土のビオロジー、ビオディナミの生産者が50軒以上出展。入場料5ユーロ(一般)、グラス2ユーロ(持ち帰り可)。
ポイント:出展者が玉石混合なのは否めず、見本市としては入場者も少なく見受けられた。無名の生産者をじっくり捜すには良い。


Salon des Vins des Vignerons Independants de Paris
(独立系ヴィニョロン・サロン)

 

La Confederation Nationale des Caves Particulieres(CNCP)主催
Email: cncp@vigneron-independent.com
Web: www.vigneron-independent.com

場所:PARIS EXPO (Paris 15E)
日時:11/28(金)〜12/2(月)
Vignerons Independants、直訳すると「独立系生産者」となるのだが彼らはCNCPに加入している生産者で、今回のような一般を対象にしたサロンではネゴシアンを通さず、会場で直売することが可能である。24回目を迎える今回は(年2回開催)フランス全土より集まった900を超える生産者のワイン、オー・ド・ヴィを試飲しながらその場で購入出来る。入場料5ユーロ、パンフレット3ユーロ。
ポイント:秋のこのサロンはパリジャンにとっての「年末ワイン買い溜めサロン」。初日は平日であるにも拘わらず、昼を過ぎると仕事をさぼっているとしか思えないパリジャンでごった返す。生産者と少しでもコミュニケーションを取りたい場合は、初日の朝市から行くべし。


Union des Grands Crus de Bordeaux(ボルドー・グラン・クリュ組合)


Union des Grands Crus de Bordeaux主催
Email: ugc@ugcb.net

場所:Le Pre Catelan (Paris 16E)
日時:12/2(月)
ボルドー・グラン・クリュ組合の会員である、シャトーの2000年ミレジムを試飲。→会員リストはこちら
ポイント: 例えばカベルネ・イヤーと呼ばれる今年なら、左岸からじっくりと試飲をスタート。またとないこの機会は、試飲・分析に集中。パリワイン業界(ショップ、ソムリエ協会)とのコミュニケーションの場としても良い。

 

Degustation des Produits du Teroire de la Valle d’Aoste a Paris
(ヴァッレ・ダオスタ
を味わおう)

Region Autonome de la Valle d’Aoste
  l’assesseur a l’agriculture et aux resources naturelles
  l’Espace
Valle d’Aoste主催  
場所:l’Espace Valle d’Aoste (Paris 2E)  
日時:9/11(水)  
ヴァッレ・ダオスタ産の食品・ワインを試食、試飲。前回(6/2)と違い、今回は簡単なソワレになるようだ。

 

Le Paris Whisky Festival(パリ・ウィスキー・フェスティヴァル)

La Maison du Whisky主催  
Web:www.whisky.fr  
場所:連絡待ち  
日時:9/23(月)  
一般:入場料50ユーロ、要予約

プロ・愛好家対象に、フランスで初めての試みであるウィスキー・フェスティヴァル。招待されている生産者の顔ぶれも豪華。アイアン・ヘンダーソン(ラフロイグ)、ジム・マックエヴァン(ブリュイックラディック)、アラステール・ロバートソン(タリスカー)、デヴィッド・ロバートソン(ザ・マッカラン)、デヴィッド・ステュワート(ザ・ヴァルヴェニー)、アンドリュー・シミントン(シグネトリー・ヴィンテージ)等々。  
 同時にLes Master of Whiskyも開催される。これはプロ・愛好家ともにエントリーできるコンクール。2位までがザ・ヴァルヴェニー訪問付きスコットランド2泊3日の旅に招待される。

 

Association des Sommeliers de Paris Ile de France(パリ・ソムリエ協会)
Amiの試飲会予定

 

場所:l‘Ecole de Paris les Matiers de la Table(Paris17E)  
@     Olivier LEFLAIVE 
日時:9/12(木) 
オリヴィエ・ルフレーヴの一連のアペラシオン(シャブリ、ピュリニィ・モンラッシェ周辺、最近購入した畑)を、生産者とともに試飲、質疑応答、討論。

ACalvados Pays d‘Auge LECOMPTE  
日時:9/26(木) 
ルコント社の5、12、15、20年物カルヴァドス・ペイ・ドージュを生産者とともに比較試飲、質疑応答、討論

Salon des Vins de Loire(ロワール・ワイン・サロン)


Angers Parc Expo主催
Email: info@salondesvinsdeloire.com
Web:www.salondesvinsdeloire.com

場所:Parc des Expositions d’Angers(Angers)
日時:2/4(月)−6(水)
今年で16回目を迎える、プロ向けのロワール・ワイン博。550のロワール・ワイン生産者が、まだ瓶詰めされていない最新のヴィンテージと過去のヴィンテージを携えて一同に集まる。
2000年度世界最優秀ソムリエ、オリヴィエ・ブッシエール氏のセミナーなどもあり。
ポイント:とにかく数が多いので、目的を絞るしか無い。生産者、レジョン、ビオ、取引先巡り、雰囲気を知る、etc。


VINISUD(Salon International des Vins et Spiritueux Mediterrraneens)
(ヴィニシュッド:地中海沿岸のワイン&スピリッツ国際サロン)



PRODEXPORT主催
Email: contact@prodexport.org
Web:http://www. prodexport.org

場所:(Montpellier)
日時:2/18(月)―20(水)
一口に南のワイン、と言ってもローヌから、L&R、プロヴァンス、コルス、イタリア、ポルトガル、スペインまで幅広くカバーした、プロ向けの展示試飲会。今年で5回目を迎える。
生産者の数は1200を越え、最新のヴィンテージと過去のヴィンテージを存分に試飲できる。
セミナーもあり。
ポイント:とにかく数が多いので、目的を絞るしか無い。生産者、レジョン、ビオ、取引先巡り、雰囲気を知る、etc。


Salon des Grands Vins(グラン・ヴァン・サロン)



EVENT INTERNATIONAL主催
Email: grandsvins@eventinternational.com

場所:Espace d’Auteuil(Paris16E)
日時:3/8(金)―10(日)
一般のワイン愛好者を対象にした、ワイン博(入場料10ユーロ)。フランス全土より約70の生産者が参加。又常設の試飲スタンドの他に日替わりのプログラムでは、シュヴァル・ブラン、ラ・ミッション・オー・ブリオン、ボランジェ、デュジャック、ギガル、etcと言った文字通りグラン・ヴァンを、生産者や著名なソムリエ、コンサルタント、評論家達の解説付きで試飲できる。(無料)
  ポイント:日替わりプログラムの下調べは必須。ワインも凄いが、解説者陣が素晴らしい!


Les Grands Crus d’Alsace(アルザスのグランクリュ)



Conseil Interprofessionnel des Vins d’Alsace主催
Email: civa@civa..fr
Web:http://www.vinsalsace.com 

場所:Salon Hoche(Paris 8E)
日時:3/11(月)
名前の通り、アルザス・グラン・クリュのみのプロ向け試飲会。今回は50のグラン・クリュのうち、40のグラン・クリュを、34もの偉大な生産者のワインで比較試飲。
  →クリュ別生産者リストはこちら
ポイント:「クリュを知る」=テロワール(特に土壌)を知る、という明確な意志を持って挑まなければ、この貴重な試飲会は、「殆どが白ワインの辛い修行」、「やっぱり、評価の高いドメーヌって美味しい!」等々で終わってしまう。当日会場で配られるアルザス・ワイン広報局提供の「Guide des Grands Crus d’Alsace(アルザス・グラン・クリュ・ガイド)」は、パーカーの「厳正評価 世界のワイン」にそのまま邦訳されているので、評価の高い畑だけでも簡単に主要な土壌とブドウを頭に入れていった方が、確実に数倍楽しめる。


Les Grands Jours de BOURGOGNE(偉大なるブルゴーニュの日々)



ASSOCIATION “LES GRANDS JOURS DE BOURGOGNE”(BIVB)主催
Email: grands.jours.bourgogne@bivb.com

場所:Bougogneの各ヴィラージュに設けられた、試飲会場
日時:3/18(月)〜24(日)
今回で6回目を迎える2年に1回のこの試飲会は、まさに「プロ向け移動試飲会」。1週間にわたりブルゴーニュの各ヴィラージュに設けられた会場で、試飲会が行われる。
  →プログラムはこちら
ポイント:参加者は試飲会のスケジュール表と地図を片手に、お目当ての試飲会に参加すべくブルゴーニュを縦横無尽に走らされるはめになる。車、もしくは良心的なタクシーの確保は必須。      
また、この期間中ネゴアシアン主催の試飲会も数多く行われるが、こちらはより商売色が強いため、各ネゴシアンの選択眼が光る豪華な(?)内容のテイスティングとなる。事前、もしくは各会場でこちらの試飲会の情報もぜひ手に入れたい。
  →各ネゴシアンのテイスティングはこちら


Les Vignerons d’Exception & leur Appellation(類い希な生産者とそのアペラシオン)



Catherine Sick〜CSRP主催
場所:l’Hotel de Faubourg St.-Honore(Paris 8E)
日時:3/18(月)
ニコラ・ジョリィの呼びかけで、38ものヨーロッパのビオロジー又はビオデナミ実践生産者が集まったプロ向けの試飲会。
  →生産者リスト(BIO開始年記載)はこちら
ポイント:会場の熱気に圧倒される。生産者も濃ければ、試飲に来ている人達も濃い。味を知り、人も知る。

Les Domaine Familiaux Tradition(伝統的家族経営ドメーヌ)



Les Domaines Familiaux de Tradition主催
場所:Pavillon Ledoyen(Paris 8E)
日時:3/25(月)
1901年創立という古い歴史を誇る協会、Les Domaines Familiaux de Tradition主催のブルゴーニュワインのプロ向けテイスティング。近年は毎年3月下旬から4月上旬に3年前のミレジムのテイスティングを行っている(つまり今年なら1999年産ワイン)。驚くのが参加している24ドメーヌの顔ぶれだ!
  →生産者・試飲ワインリストはこちら
  →1999年の天候データ、試飲後の総評はこちら
ポイント:とにかく全てがグラン・ドメーヌによるワイン。最後まで味わい尽くすには、試飲する順番が本当に大切。時にコント・ラフォンのラ・バールを吐き出す、という強固な意志(?)も必要。


Printemps des Macon(マコンの春)



Union des Prodecteurs de Vins “Macon”主催
場所:Musee du Vin (Paris 16E)
日時:3/28(火)
300種類のマコン(赤・白)をブラインド・テイスティング(参加自由)し、採点、本年度の最優秀マコンを決定する、プロ向けの試飲会。選ばれたワインはメダイユ・シールを貼って販売できる。
ポイント:入場時間はフリーだが、早い目に行かないとブラインド・テイスティングは終わってしまう。


Le Printemps du Languedoc(ラングドックの春)



Conseil Interprofessionnel des Vins du Languedoc(CIVL)主催
Email: CIVL@wanadoo.fr
Web:www.languedoc-wines.com

場所:Pavillon Dauphin(Paris 16E)
日時:4/8(月)
プロ向けのラングドック・ワイン試飲会。14のアペラシオンと1つのヴァン・ド・ペイより、220の生産者のワインを試飲。
ポイント:とにかく数が多いので、目的を絞るしか無い。生産者、レジョン、ビオ、取引先巡り、雰囲気を知る、etc。


Les Toques des Dentelles(トック帽)



Domaine de la Ferme Saint-Martin
場所:Restaurant le MACEO(Paris 1E)
日時:4/15(月)
「トック帽」(調理人がかぶる、薄い紙でできた帽子)という奇妙な名前の試飲会だが、
→彼らの信条はこちら、南部ローヌでリュット・レゾネ(ビオの前段階)もしくはビオを実践している10の生産者の試飲会。
生産者リストはこちら
ポイント:正直な感想として、殆どのドメーヌが各アペラシオンのレベルを越えている。(日本でのインポーターもさすが、と思う会社かもしくは未輸入)。試飲会の規模としては小さいので、全てのワインをじっくりと試飲できる。


Salon des Vins des Vignerons Independants de Paris(独立系ヴィニョロン・サロン)



La Confederation Nationale des Caves Particulieres(CNCP)主催
Email: cncp@vigneron-independent.com
Web:www.vigneron-independent.com

場所:Espace Champerret (Paris 17E)
日時:4/12(金)〜15(月)
Vignerons Independants、直訳すると独立系生産者、となるのだがCNCPに加入している生産者で、今回のような一般を対象にしたサロンではネゴシアンを通さず、会場で直売することが可能である。23回目を迎える今回も(年2回開催)フランス全土より集まった560もの生産者のワイン、オー・ド・ヴィを試飲しながらその場で購入出来る。入場料5ユーロ、パンフレット3ユーロ。
ポイント:これはもうパリジャンにとっての「ワイン買い溜めサロン」で、カートを販売している(よく売れている!)入り口を抜けると、ワインを買おう、という人の熱気で歩くのがやっと。興味をひく生産者もあるのだが、どの生産者も販売に忙しく、買いもせずに試飲だけしているのはかなり居心地が悪い。


Un Jour en Provence(プロヴァンスの1日)



Comite Interprofessinnel des Vins Cotes de Provence主催
Email: civcp-com@cotes-de-provence.fr
Web:www.cotes-de-provence.fr

場所:l’Hotel du Rond-Point (Paris 8E)
日時:4/22(月)
プロ向けのプロヴァンス・ワイン試飲会。コート・ド・プロヴァンス、コトー・ディクサン・プロヴァンス、バンドール、カシ、ボー・ド・プロヴァンス、ベレ、コトー・ヴァロワ、パレットの8つのアペラシオンより、60の生産者のワインを試飲。
ポイント:とにかく数が多いので、目的を絞るしか無い。生産者、レジョン、ビオ、取引先巡り、雰囲気を知る、etc。


Rendez- Vous des Professionnels du Vin(プロの試飲会)



le Club des Professionnels du Vin(CPV)主催
Email: cvp2@wanadoo.fr

場所:Pavillon Dauphin(Paris 16E)
日時:5/6(月)
今年で16回目を迎えるプロ向けの試飲会。フランス全土(海外からはアメリカとリュクセンブール)より、150の生産者の最新ヴィンテージ(2000/2001)を試飲。
ポイント:とにかく数が多いので、目的を絞るしか無い。生産者、レジョン、ビオ、取引先巡り、雰囲気を知る、etc。


Le Chateau de France de 1990 a 2001(シャトー・ド・フランス 1990〜2001)



Communication Vinicole Internationale主催
Email: michelepiron@vinconnexion.com

場所:Fouquet’S(Paris 8E)
日時:5/17(金)
シャトー・ド・フランス(ペッサク・レオニャン)の1990年〜2001年のワインと、フーケのシェフ、ピエール・ミカズ氏の料理のマリアージュを楽しむ会。プレス向け。
 →ムニュと、試飲コメントはこちら
 →シャトーの紹介はこちら
ポイント:1996年から、ミシェル・ローラン氏のコンサルティングが入っている。これがワインの味わいにどのような影響を与えているか?


Degustation les ROUSSILON(ルーション試飲会)



Conseil Interprofessinnel des Vins du Roussillon(C.I.V.R)主催
Email: promo@vins-du-roussillons.com
Web:www.vins-du-roussillons.com

場所:Salon Hoche(Paris 8E)
日時:5/27(月)
プロ向けのルーション・ワイン試飲会。コリウール、コート・デュ・ルーション、コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ、バニュルス、リヴザルド、ミュスカ・ド・リヴザルド、モーリの7つのアペラシオンより、39の生産者のワインを試飲。
ポイント:何よりも生産者のレベルが全体的に非常に高い。
  →生産者リストはこちら
規模が比較的小さい試飲会なので、じっくりと試飲できる。既に評価の高い生産者のワインの味わいを確認するのも面白いが、自分にとって未知であった生産者を発見する楽しさも十分にある試飲会。


Cotes du Luberon(コート・デュ・リベロン)



主催
場所:Restaurant le MACEO(Paris 1E)
日時:6/1(月)
プロ向けのコート・デュ・リュベロン試飲会。アヴィニョンで活躍する8人のソムリエが、それぞれにリュベロンで最も注目する生産者のワインをセレクションしている。
 →ソムリエと生産者名のリストはこちら
ポイント:全てのドメーヌが各アペラシオンのレベルを越えている(途中からリュベロンの試飲会ということを本当に忘れていた)。各ドメーヌの個性の違いもはっきりしており、この地方の試飲会にありがちな飽き、というものが全く来ない。小規模な試飲会で、ドメーヌの訪問や紹介の依頼もスムーズに進む。


la Valle d’Aoste a Paris(ヴァッレ・ダオスタ パリにて)



Delegation Commerciale d’Italie主催
Email: parigi@parigi.ice.it
Web:www.italtrade.com/france

場所:Hotel Royal Monceau(Paris 8E)
日時:6/2(火)
ワイン(コーポラティヴ)、スピリッツ&リキュール(St.Roch社)のブースはそれぞれ1つずつ。後はヴァッレ・ダオスタ州特産のハム、チーズ、オリーヴオイル等食品の試食。
ポイント:普段滅多に試飲する機会の無いワインなので、発見がある。

Ami(一般の試飲会ではありません!)



Association des Sommeliers de Paris Ile de France(パリ・ソムリエ協会)主催
場所:l‘Ecole de Paris les Matiers de la Table(Paris17E)
日時:毎木曜日 16:00頃よりスタート、2−3時間
パリ・ソムリエ協会のソムリエの方達の進行のもと、毎回テーマを決めて、5−8種類をテイスティング。プレゼンテーターは生産者や、ネゴシアンであることが多い。ワインの説明の後、テイスティング、発表(時に討論)という流れ。
ポイント:フランス語での表現方法の勉強、試飲会などの情報収集、人脈作り、と色々と役に立つ。私が通っているAmiは、「ワイン愛好家&若手ソムリエのためのコース」。年間70ユーロ(約¥8500)。当日飛び込みでもその日から参加可能。その他にもコースあり。